泥海古記 · Doro-umi Koki
Tenrikyo Japanese source edition
The Mud-Sea Ancient Record (泥海古記) is a compact Tenrikyo creation and cosmological text in 160 numbered units. It begins with the mud sea, the first divine beings, the shaping of the world and human body, the emergence of gendered life, and the ordering of human existence. It is one of the early source texts that helps readers see Tenrikyo's cosmology in Japanese rather than only through later English summaries.
This page preserves the complete Japanese reading text exposed by Japanese Wikisource revision 230197. The page presents the 1881 witness heading and the 1928 printed-page note carried by the electronic source, followed by all 160 numbered units. It is a source-language documentary edition: no English translation, modernization, scan-level collation, or claim that the text is the whole Tenrikyo canon is made here.
Wikisource identifies the underlying work as public domain under its stated Japanese and United States terms and licenses the transcription under CC BY-SA. Good Works retains that attribution and treats the historical transmission, edition relationship, and modern religious authority as separate questions.
Source Text
1
このよふのほんもとなるはどろのうみ
もとなるかみはつきひさまなり
2
それよりもつきさまさきにくにとこを
みさだめつけてひいさまにだんじ
3
それゆゑにくにとこだちのみことさま
このかみさまはもとのおやなり
4
これからはせかいこしらえにんげんを
こしらえようとそをだんきまり
5
にんげんをこしらえるにはそれ<の
どをぐひながたみだすもよふを
6
みすませばどろうみなかにみえてある
うをとみいとがまじりいるなり
7
このうをはかほはにんげんからだには
うろこなしなるにんげんのはだ
8
それゆへににんぎようといふうおなるぞ
みすますところひとすじなるの
9
こころみてしよちをさしてもらいうけ
これにしこむるどをぐなるのは
10
みすませばしやちほことてへんなるの
いきをいつよくこのせいをみて
11
もらいうけくてしもうてはこのものの
こころあじわいひきうけなして
12
おとこうのいちのどをぐにしこみあり
にんげんなるのほねのしゆうごう
13
このうをにくにとこだちがいりこんで
ふうふをはじめにんげんのたね
14
それゆへにかみなをつけてだいじんぐ
これなるかみはいざなぎのかみ
15
このかみはどこにいますとをもふなら
とうねんみいの十と六さい
16
ぞんめいでをわしますなりこのかみは
もとのやしきのいちのかみなり
17
みいさまわしろくちなとてはだあいは
にんげんなるのごとくなるなり
18
そのこころまつすぐなるをみさだめて
これをひきよせしよちをさして
19
まだほかをみすますればかめがゐる
このがめなるはかわつよくして
20
ふんばりもつよくてこけぬこのものを
しよちをさしてくてしもふなり
21
そのこころあじわいをみてをなごうの
いちのどをくにしこみたまいて
22
みいさまにひいさまこころいりこんで
ふうふをはじめにんげんなるの
23
なはしろにつかふたこれでいちのかみ
いざなみのかみいせではげくう
24
このかみはにんげんなるのもとのをや
このおやさまわどこにござると
25
おもふならとうねんみいの八十と
四さいにてこそやまべのこをり
26
しよやしきなかやまうじといふやしき
ぞんめいにてぞをわしますなり
27
あらわれておわしますなりこのをやは
このよふにいるにんげんのをや
28
またかめはにんげんのかわつなぎにも
つかうたどをぐこれにかみなを
29
くにさつちこのかみさまわをやさまの
たいないこもりだきしめござる
30
ことしから三十年たちたなら
なわたまひめもとのやしきへ
31
つれかへりそのうゑなるはいつまでも
よろずたすけのしゆごくださる
32
つきよみはしやちほこうなりこれなるは
にんげんほねのしゆごふのかみ
33
このかみはとうねんとつてみいの六十と
一さいにてぞあらはれござる
34
くもよみはうなぎなるなりこのかみは
にんげんくいのみしゆごのかみ
35
このかみはとうねんみいの五きいにて
ぞんめいにてぞおはしますなり
36
かしこねはかれいなるなりこのかみは
にんげにきのしゆごうのかみ
37
このかみはとうねんみいの八きいにて
ぞんめいにてぞおはしますなり
38
たいしよくてんのみことはふぐなるぞ
このものこころあじはいをみて
39
にんげんしにいきのときゑんをきる
これはこのよのはさみなるかみ
40
このかみはとをねんみいの三十と
二さいにてこそおはしますなり
41
おほとのべじきもつのかみこのかみは
くろぐちなとてひきだしのかみ
42
このかみはとをねんみいの十と六さい
ぞんめいにてぞをわしますなり
43
にんげんのたましいなるのはどろうみに
いたどじよふこのこころみて
44
みなのものしよちをさしてもらいうけ
くてそのこころあぢわいをみて
45
このやつつにんげんたましいどをぐなり
これにみなみなかみなをつけて
46
にんげんのこかずはくをくくまんにて
くせんくひやく九十九人や
47
このねんをたちさるならばいんねんの
もとのやしきゑつれかゑりてぞ
48
よふきなるゆさなそびをさせますと
つきひさまよりやくそくをなし
49
いまここでもとのかみがみにんげんで
みなぞんめいであらわれている
50
これまではこのをやさまのでるまでは
わがからだをばわがものなると
51
おもていたこころちがいやこのたびは
をやさまよりのをしゑをきいて
52
はつめいしてしんじつこころまことをと
おもふこころはかないのこらず
53
かりものはめへうるをいとぬくみと
かわつなぎとしんのほね
54
のみくいやでいりなるもいきなるも
これみなかみのかりものなるぞ
55
このことをうたがふものはさらになし
これうたがえばごりやくうすし
56
かりものをまことしんじつをもふなら
なにかなわんといふことはなし
57
このやしきにんげんはじめもとのじば
ここはこのよのをやざとなるぞ
58
このよふのもとのやしきのいんねんで
もとのどをぐをうまれござるで
59
それをばなみすましたまひ四十
五ねにぜんにあまくだりあり
60
にちにちにおはなしありたそのことを
くわしくふでにしるすものなり
61
にんげんのいちのどをぐはかめなると
しやちほことをこれみのうちゑ
62
これよりも九おく九まんと九せんにん
九ひやく九十九人こかずを
63
これぢばでみつかみよさにやどしこみ
さんねんみつきとどまりありて
64
これよりなやまとのくにのならはせの
ひちりのあいだなぬかかかりて
65
うみをろしのこるやまとはよつかにて
うみをろしありこれでかみがた
66
やましろふいがかわちへとさんがこく
十九にちにてうみをろしあり
67
そのあとは四十五日であとなるの
のこるくにぐにうみをろしあり
68
これゆへに七十五日おびやうち
うみをろしたるぢばはまやこふ
69
にんげんはごぶからうまれごぶごぶと
せいじんをしてさんずんにては
70
はてましていざなぎさまはこれにてぞ
をすぎましますこのあとなるは
71
いざなみのみことさまなりそのはらに
いちどをしゑたこのしゆごうにて
72
またをやにもとのにんじゆうやどりこみ
十つきたちたことなるならば
73
このにんもごぶからうまれごぶ<と
せいじんをしてさんずんごぶで
74
はてましてまたもやおなじたいないに
もとのにんずうさんどやどりた
75
このものもごぶからうまれだんだんと
四寸になりてまたはてました
76
そのときにいざなみさまもよろこんで
につこりわらふてもうこれからは
77
五しやくのひとにわなるとをぼしめし
おかくれましたそのねんげんは
78
このねんは九十九年のあいだなり
三どながらも九十九ねんや
79
二どめのうみをろしたるばしよふは
はかしよなりさんどめなるは
80
さんばらやそこで1みや2はかなり
さんどさんばらこれまいりしよ
81
これよりはとりけだものやちくるいに
八せんやたびうまれかわりて
82
それゆへにひとなるものはなになりと
まねをでけますことであるなり
83
このあいだたちたるならばそのあとは
つきひさまよりまたごしゆごうで
84
さるなるをいちにんのこりこれなるは
くにさつちさまこのはらにてぞ
85
にんげんをとこ五にのなごふを
五にんつごふ十人づつを
86
やどまりてこれもごぶからうまれでて
八寸のときみづつちわかり
87
一しやく八寸のときうみやまも
てんちぢつげつわかりかけたり
88
一しやく八寸まではひとはらに
十人づつうまれでるなり
89
これよりは三じやくまでは一とはらに
おとこひとりとおなごひとりと
90
ふたりづつうまれでたなりこのにんを
三じやくにてものをゆいかけ
91
それゆえにいまにんげんも三さいで
ものをいひかけちゑもでけます
92
これよりいまにおいてもひとはらに
一にんづつとさだまりなりし
93
このにんを五しやくなるにうみやまも
てんちせかいもみなでけました
94
みづなかをはなれまてしてちのうへに
あがりましたるそのときまでに
95
せいじんにおをじてじきもつりうけいも
ふじゆなきよふあたゑあるなり
96
だんだんとじきもつにてはくいまわり
からてんじくへあがりゆくなり
97
にんげんをさずけたかみのしよこには
おびやいちじよあらわれてある
98
このはなしやどりこむのもつきひさま
うまれでるのもつきひごくろふ
99
うむときのしゆごふくださるかみさまわ
たいしよくてんこれなるかみは
100
たいないのゑんきるかみでほうけきよ
おおとのべのかみさまなるは
101
うむときのひきだしのかみしんごんで
うみだしたあとしまひつなぎは
102
くにさつちのがみさまでぜんしゆで
このさんじんはあつけんみようをう
103
このみかみおびやいつさいごくろふで
おびやゆるしははらをびいらず
104
もたれもの七十五日このあいだ
どくいみいらずこのさんしきを
105
ゆるしありつねのからだでけがれなし
おびやゆるしはこのやしきにて
106
ゆるしだすこれはこのよのににげんを
はじめかけたるおやのやしきで
107
このやしきさんぜんせかいこのように
ほかにあるまいうまれこきよう
108
にんげんをやどしこみたるやしきなる
しよこあらわすたすけみちあけ
109
にんげんにやまいといふてなけれども
こころちがいのみちがあるゆゑ
110
このみちはぼんぶこころに八ッあり
ほしいおしいとかわいにくいと
111
うらめしとはらだちよくとこうまんと
これが八ッのこころちがいや
112
このちがいみのうちなるのあしきいの
たとゑはなしのむねのほこりや
113
このほこりつもりかさなるそれゆへに
やまいなやみもうれいさいなんも
114
なにもかもみのうちしゆごうかみさまの
こころなをしのいけんりつぶく
115
一れつにてんりさまをねんじるは
八ッのほこり十五さいより
116
いままでにほこりつけたとおもふこと
こころしんじつざんげをいたし
117
ほこりさへすきやかはろたことなれば
やまいのねえはきれてしもうで
118
ほかなるによろずたすけもうなじこと
かないのこらずこころすまして
119
ねがふならかないむつまじにんげんを
たがいにたすけるこころあるなら
120
このこころかみさまよりはみわけして
よろずたすけやごりやくふかく
121
このよふもにんげんなるもでけたのは
つきひさまよりごしゆごうなり
122
このもとをしりたるものはさらになし
てんはつきさまぢはひいさまや
123
このせかいてんちぢつげつおなじこと
ぢいとてんとはじつのおやなり
124
ちちはははといふのはてんちふうふや
なむといふのもおなじことなり
125
あとなるはどをぐしゆうなりにんげんの
ごたいのこらずかみのかりもの
126
かみさまのかりものなるはいちにがん
これはつきさまかりものなるで
127
このうちのぬくみいつさいひいさまの
かりものなるぞみれなむといふ
128
かわつなぎくにさつちなるかみさまの
かりものなるぞしんのほねは
129
つきよみのみことさまのかりものや
これであみなりのみくいでいり
130
くもよみのみことさまのかりものや
これで五りん五たいといふなり
131
いきふくはかしこねさまのかりものや
いきでものいふかぜでふきわけ
132
これこそはなむあみたふと6たいや
きるかみさまわたいしよくてん
133
あとなるはおほとのべのかみさまは
りうけひきだしひやくしようのかみ
134
このかみもよりあつまりでござるゆゑ
ほういはつぼうゆるしまします
135
このうちにひがし三じんおんながみ
にし三じんはおとこかみなり
136
たつみいはくにさつちさまぶつぼふの
ふげんぼさつにだるまべんてん
137
いぬいはつきよみのかみぶつぼうの
はちまんぼさつしよとくたいし
138
ひがしいはくもよみのかみぶつぼうの
もんじゆぼさつにりうをふしんのふ
139
やくしさまくすりのしゆごふいしやともに
しよもつももんじもらゑもごしゆごう
140
ひつじさるかしこねのかみぶつぼうの
だいにちさまにほうねんさま
141
うしとらはたいしよくてんぶつぼうの
こくぞぼさつみよけんさま
142
きしぼじんはしづめさまとしゆうらいと
あがたさまとはおなじことなり
143
にしとりはおおとのべさまぶつぼうの
ふどをみよおふこをぼをだいし
144
このやしきにんげんはじめもとのかみ
おはしますゆゑよろずたすけを
145
このよふをはじめてからにいままでは
このたすけをばできぬことから
146
これまではいしややくすりもにんげんの
しゆりこゑにてこしらゑありた
147
これからはいしやもくすりもまじないも
おがみきとうもいらんことやで
148
かみがみのおがみきとうやうらないや
これにんげんのおんのほをじば
149
かみさまのおはなしきいてしやんして
しんじつこころかのたことなら
150
なににてもかなわんことはなけれども
こころちがゑばくすりのむなり
151
にんげんはしにゆくなどといふけれど
しにゆくやないかりものかやす
152
かやすのはみのうちほこりつもるゆゑ
みのうちかみがしりぞきなさる
153
このことをきものにたとへはなしする
こころのよごれあらわぬものは
154
あらわねばきていることができぬから
なんぼおしてもぬぎすてるなり
155
きものでもなんぼよごれてあるとても
みずであらゑばきてきがよろし
156
にんげんもこころのよごれあろたなら
かみもよろこびしゆごうくださる
157
にんげんはしぬるといふはきものうを
ぬぎすてるのもおなじことなり
158
かみさまわおはなしばかりでにんげんの
こころのよごれをあらいなさるで
159
このはなしみずとかみとはおなじこと
よごれたるものあらいすまする
160
たすかるもこころしだいやいちれつに
はやすこころをすますことなり
Source Colophon
Source-language edition from Japanese Wikisource, 泥海古記, revision 230197, timestamp 2025-06-18T22:02:23Z: https://ja.wikisource.org/w/index.php?title=%E6%B3%A5%E6%B5%B7%E5%8F%A4%E8%A8%98&oldid=230197
The electronic page displays the headings 泥海古記 山沢良助1881年 and 泥海古記 1928年版(81-113頁), followed by the complete 160-unit text. The frozen packet retains the exact parse JSON and revision record used by this build. Wikisource's public-domain notice and CC BY-SA transcription terms remain part of the attribution posture.
HTML navigation, edit links, licensing boxes, and other site furniture are excluded. The two-line Japanese units are represented as Markdown quotations, with unit numbers restored as visible headings. No translation, OCR, lexical modernization, or critical-edition claim is made.
🌲